佐藤洋一郎「DNA考古学のすすめ」

佐藤洋一郎のDNA考古学のすすめを読みました。

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静岡大学で理系の遺伝学を教えている(当時)著者の説明は解りやすく、DNAをとる作業などについても親切に書かれています。

特に興味深かったのは、SSRという塩基配列から見た水稲の渡来。水稲のRM1タイプは8種類あるのだそうですが、それをaからhとすると、中国には8種類ともあるけど、朝鮮半島には、bタイプだけはありません。そして日本には、全体の95%がaタイプとbタイプで、残り5%がcタイプ。これを考えると、日本に来た水稲は、ごく限られたもので、かつ、そのうちの一つは朝鮮半島を経ずに来たということらしいです。

このことを考えると、一般的に言われている狩猟の縄文時代から農耕の弥生時代への変化のスタートが、ほんの小さなスタートから始まっているとも考えられます。おそらく騎馬民族征服説のような大規模な変化ではなかったのでは?

こういう科学的に歴史を見ていくのは楽しいです。

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