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白崎昭一郎「継体天皇の実像」

白崎昭一郎の継体天皇の実像を読みました。第26代の継体天皇については「越前から来た」ぐらいのイメージしかありませんでした。現在の天皇家が確実に血を引いていると言えるのは、この継体天皇からなのだそう。ある意味、不思議な天皇です。 第25代武裂天皇に、跡継ぎなく、第15代応神天皇から五世にあたる継体天皇を、近江から迎え、継体天皇は、第24…
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小田光雄「ブックオフと出版業界」

小田光雄のブックオフと出版業界を読みました。2000年6月に発行された本なので、必ずしも現在とは同じではないかもしれませんが、ブックオフの経営方針がそんなに変化してはいないと思うので読みました。 再販制と委託制に守られている出版・取次・書店の側からすると、ブックオフの存在は関係ないように見えますが、売上高・店舗数などから考えると、現在…
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野沢尚「破線のマリス」

野沢尚の破線のマリスを読みました。プライムタイムの報道番組の特集コーナーを担当する契約ディレクター・遠藤瑤子34歳。その5分間の特集コーナー「事件検証」は、番組独自の切り口が好評の名物コーナーだった。分別視聴率が跳ね上がる「事件検証」は、遠藤の技術と感覚のみで作られている番組といってもよく、放送時間ギリギリまで映像編集され、局の上司のチ…
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村尾次郎「桓武天皇」

村尾次郎の桓武天皇を読みました。桓武天皇の業績といえば、平安遷都が第一に挙げられますが、別の方向から興味があり、読んでみることにしました。 意外だったのは、前半生の記録がほとんど無い事。生まれたときは天武系の天皇が続いていて、天智系の桓武天皇には注目がなかった事。また母が百済系ということで、さらに注目されていなかったという事。父が天皇…
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森博嗣「ηなのに夢のよう」

森博嗣のηなのに夢のようを読みました。朽ちた神社の松の木にあった首吊り死体。ただ高さが12メートルと尋常な高さではなかった。絵馬に書かれていたηなのに夢のようの文字。公園の池に浮かぶ島での首吊り死体。さらに友人のベランダでの首吊り死体。そして神社での発見者の首吊り自殺。 私の個人的な意見としては、この展開はズルイ。S&Mシリー…
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金子裕之「平城京の精神生活」

金子裕之の平城京の精神生活を読みました。平城京の都市設計・俗信仰・貨幣・墓所・庭園・琴・酒などについて書かれています。また平安京・藤原京・長岡京などとの比較もなされています。都から見た墓所が北・東・西・南の順に身分相応に葬られているというのは、改めてそうだったのかと思いました。 大阪府の南部には古墳がたくさんあり、それについて別に位置…
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中嶋らも「ガダラの豚」

中嶋らものガダラの豚を読みました。600ページを超える長編で、文庫版だったので3冊でした。 民俗学者の大生部多一郎は、専門はアフリカ呪術医の研究だったが、研究費に事欠き、四六時中、酒びたりのタレント教授。学会からは見放され、大学からは厄介者扱い。超能力関係のバラエティ番組などの出演で研究室を維持していた。8年前、フィールドワークに妻子…
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神川武利「児玉源太郎」

神川武利の児玉源太郎を読みました。前半は日露戦争について、後半は児玉源太郎の生涯について書かれています。日露戦争時の参謀次長なのは知っていましたが、2階級降格しての着任は、この本を読むまで気が付きませんでした。総理大臣になりかけている陸軍大臣→参謀次官というありえない人事は、周囲の児玉源太郎の能力への的確な評価と、児玉自身の無私の精神の…
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西尾維新「クビツリハイスクール」

西尾維新のクビツリハイスクールを読みました。主人公のぼくは大学生。自宅を訪れた哀川潤に連れ去られて名門女子高の澄百合学園への潜入を命じられる。セーラー服を着せられて・・・逆らう事は出来ない。目的は二年A組の紫木一姫を学園から救い出す事。簡単に学園に入り、簡単に二年A組に着き、簡単に紫木一姫を見つけたぼくだったが、いきなり生徒に襲われる。…
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北村薫「玻璃の天」

北村薫の玻璃の天を読みました。「玻璃(はり)の天」と読みます。ベッキーさんシリーズ(?)の第2弾。舞台は昭和8年の東京。前作の設定は昭和7年だったので、こんな感じでまた続編が出てくるのかも知れませんね。裕福な花村家に来た女性運転手別宮(ベック)さんと花村家のお嬢さんの英子さん。北村薫らしい品のよさは相変わらず。少しずつ戦争の影が忍び寄っ…
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黒川博行「悪果」

黒川博行の悪果を読みました。大阪府警今里署の暴犯係の堀内と相棒の伊達。情報屋からのネタで暴力団の賭博の捜査を始める。前半は賭博の摘発が中心ですが、後半は展開が変わります。詳細でリアルな描写で、警察官なのに金と女のためにシノギに精を出しているので、実際の暴犯の警察官はどうなのか心配になります。金・女・家庭・暴力・ヤクザ・学校・出版・不動産…
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和田萃「飛鳥」

和田萃の飛鳥を読みました。飛鳥の始まりから飛鳥古代史の終わりまでのことが書かれています。著者は奈良県立橿原考古学研究所の非常勤所員ということで最近の発掘成果等からの話も多くありました。中には、昔はこうだった、あるいは昔はまだ解明されていなかったような事が発掘研究の結果、確定している事例も紹介されており、興味深い話もありました。 石舞台…
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高田崇史「QED 鬼の城伝説」

高田崇史のQED 鬼の城伝説を読みました。旧家の蔵で起きた密室殺人。鬼ノ城(きのじょう)は岡山県総社市にある城郭施設ですが、日本の城とはかなり構造が異なり、朝鮮式山城ではないかとも言われています。また誰が何のために築いたのか、はっきりした記録がないため、大宰府の大野城や奈良の高安城のように新羅が侵略してきた際の防衛拠点として築かれたので…
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東直己「抹殺」

東直己の抹殺を読みました。短編の8話です。画家の宮崎一晃は車椅子に乗っている。月150万で雇ったヘルパー兼愛人の篤子と行動を共にしているが、画家以外に暗殺者というもう一つの顔があった。 そんなにシリアスなものではなく、何となくですが只野係長っぽい感じ。東直己の作品にしては軽いです。ご都合主義的な感じもしますが、この軽さならそれもいいで…
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森博嗣「λに歯がない」

森博嗣のλに歯がないを読みました。T建設技術研究所の建物内で発生した殺人事件。被害者はいずれも研究所に関係するものではなく、殺害後に歯を全て抜かれていた。セキュリィの厳しい最新の建物、監視カメラに捕らえられない加害者。ミステリーらしいミステリー。Gシリーズの異色作かも知れませんが、私は好きです。
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高田崇史「QED 鬼の城伝説」

高田崇史のQED 鬼の城伝説を読みました。旧家の蔵で起きた密室殺人。鬼ノ城(きのじょう)は岡山県総社市にある城郭施設ですが、日本の城とはかなり構造が異なり、朝鮮式山城ではないかとも言われています。また誰が何のために築いたのか、はっきりした記録がないため、大宰府の大野城や奈良の高安城のように新羅が侵略してきた際の防衛拠点として築かれたので…
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小川洋子「博士の愛した数式」

※小川洋子の博士の愛した数式を今後読む予定のある方、映画を見る予定のある方は読まないことをお勧めします。ネタバレしていますので・・・。 小川洋子の博士の愛した数式を読みました。映画化されている作品なので、映画を見ようとも思っていたのですが、先に小説を読んでしまったので、映画を見るかどうかは考え中です。映画のキャストが寺尾聡と深津絵里な…
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森博嗣「εに誓って」

森博嗣のε(イプシロン)に誓ってを読みました。東京から中部国際空港へ向かう夜間高速バスがハイジャックされた。犯人グループはバスと都市に爆弾を仕掛けたと声明を出す。どうやらバスの乗客の大半はεに誓ってという団体客らしい。 Gシリーズの主要人物は登場しますが、いつもとは少し違う展開です。殺人(はあるけど)事件じゃないからかも。 東京出張…
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高田崇史「QED 東照宮の怨」

高田崇史のQED 東照宮の怨を読みました。三十六歌仙絵の強盗殺人事件が事件としての中心ですが、東照宮と天海についての記述が多いです。私は東照宮に行ったことが無いので、あまりイメージがないのです。 天海が会津生まれだという説は初めて知りました。明智光秀説などもあるみたいですが、個人的にはありえない話だと思っています。このブログを書く際に…
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森博嗣「τになるまで待って」

森博嗣のτ(タウ)になるまで待ってを読みました。Gシリーズの第3弾。超能力者の別荘を訪れた7人。閉じ込められて外部との連絡がつかなくなった中で密室殺人が起きる。犀川先生と海月君の初対面になるのかな?西之園さんにまんまと騙される犀川先生も楽しいです。あくまでファンの見方に過ぎませんが・・・。また解明されない謎も残っていますが、たぶんそれで…
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森博嗣「θは遊んでくれたよ」

森博嗣のθは遊んでくれたよを読みました。Gシリーズの第2作。飛び降り死体の額に書かれたθ(シータ)のようなマーク。半月後に死んだ死体の手のひらにも同じθ(シータ)のようなマークがあった。さらに建設現場で死んだ死体の右足の裏にも・・・。 Gシリーズなのだけど、西之園と犀川の出ているシーンが今回は多かったのに好感。単なるファン心理に過ぎま…
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子母澤寛「新選組始末記」

子母澤寛の新選組始末記を読みました。昭和3年に書かれたもので、なぜか時代小説だと勝手に思っていたのですが、読んでみると、そうではありません。子母澤寛が直接会った関係者(島田魁・永倉新八・山岡鉄舟長女・結城無二三・石坂周造)の話や文献などがまとめられています。明治維新当時の人々が、まだ存命していた頃なのですね。 清川八郎は新撰組の創設に…
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京極夏彦「巷説百物語」

京極夏彦の巷説百物語(こうせつひゃくものがたり)を読みました。「小豆洗い」「白蔵主」「舞首」「芝右衛門狸」「塩の長司」「柳女」「帷子辻」の短編七編。 御行・山猫廻し・考物のチームが、依頼を受けて、人を騙す。なんとなく必殺仕事人みたいな感じもするが、自らは手を下さない。言葉だけでたぶらかす。京極夏彦らしいです。
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池波正太郎「剣客商売 十番斬り」

池波正太郎の剣客商売 十番斬りを読みました。「白い猫」「密通浪人」「浮寝鳥」「十番斬り」「同門の酒」「逃げる人」「罪ほろぼし」の七編が収められています。 逃げる人が印象的。大治郎が出会った老人は、大治郎の知り合いの仇だった。義理と人情の板ばさみになって悩む大治郎。こんな話が私は好きです。
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首藤瓜於「脳男」

首藤瓜於(しゅどううりお)の脳男を読みました。連続爆破犯逮捕に突入する現場に居たのは、二人の争う男。一人は逃げ、一人は残った。残った一人は、犯人?共犯者?それ以外? 話の展開が予想外。なんとなく羊たちの沈黙の影響を受けているような感じ。第46回の江戸川乱歩賞受賞作。茶屋警部の風貌は作者に近いような気がします。体格までは分かりませんが・…
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阿川弘之「食味風々録」

阿川弘之の食味風々録を読みました。旧仮名遣いで書かれているので、いつ書かれたモノなのだろうと思ったら、1997~2000年。すっかりやられてしまいました。 でも中身の話は、かなり昔の事が多いです。志賀直哉の最後の弟子と名乗る阿川弘之。てらいのない文章で食べているものを書いています。
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池波正太郎「剣客商売 波紋」

池波正太郎の剣客商売 波紋を読みました。「消えた女」「波紋」「剣士変貌」「敵」「夕紅大川橋」の五編が収められています。 剣士変貌が、しみじみと考えさせられました。道場に客分で来た剣士が、自らの鍛錬を兼ねて、稽古をつけているうちは良かったが、自分で道場を構えるようになると、剣の事だけを考えるわけにはいかず、道を踏み外していく。 人間に…
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殊能将之「ハサミ男」

殊能将之のハサミ男を読みました。連続殺人犯のハサミ男が狙っていたターゲットが殺された。その犯人を追うハサミ男。典型的な叙述トリックです。でも騙されてみると、これが案外気持ちいい。ストーリーに乗って騙される快感の楽しめる作品です。今まで読んだ殊能将之の作品の中ではベストワン。しかし発表順では「ハサミ男」が一番先。早くこれを越えてくれ、殊能…
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宮部みゆき「模倣犯」

宮部みゆきの模倣犯を読みました。ハードカバーの上・下巻合わせて1422ページの大作です。映画化もされていましたが映画は見ませんでした。見るとストーリーが分かって読む楽しみが減るので。それぐらい確実に読むに違いないと思っていた本です。公園で見つかった女性の右手。そして見つけたのは少年と少女。少年は別の事件で殺された家族の唯一の生き残りだっ…
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冲方丁「黒い季節」

冲方丁(うぶかたとう)の黒い季節を読みました。SFものですが、舞台は現代。読んだ感じはハードボイルド。登場人物の大半がヤクザ関係者だからかも知れません。ヤ印の用語もいっぱい。やっちゃった(喧嘩ちゃった)、はっちゃった(刺っちゃった)、さすをひく(酒を飲く)、アクぬけ(脱税)。漢字にすると分かるんですけど・・・。これを書いた時の作者の年齢…
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